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心配な揺れる心理 [病気]









  昨日は冬至、我が家も何時ものように柚子を浮かしたお風呂に入りながら漂う香りにのんび

  りと身体を温めて良い心地に成りました。

  寒さが厳しくなると手術した傷跡周辺がピリピリ、チクチクと痛みます。

  温かいお風呂で身体を温める事はとても良い療法になりますね、お腹周りが冷えないように

  対策を施してカバーを怠らない様にしています。

  人にもよるのでしょうが、あの激烈な痛さが何時までも記憶されていて心理的な負担を強い

  られている錯覚に苛まれる事が時々起るのです。

  もう治ったのだから大丈夫と自分に言い聞かせては見るのですが術後四年余りが経過してい

  る今も再発の不安が頭をよぎる事があったりして不安の波に呑み込まれそうになる事も屢々

  あるのです。

  何と気持が弱くなってしまったのかと思う半面、確りしなさい等と己に激を飛ばしてみたり

  して、でもなかなか元に戻れない情けなさで少し惨めになったりしています。

  元々心配性なのでしょうか、マイナス思考に成らないよう務めているのですが思うに任せら

  れないのが現状で悔しさが時折心を霞めて行きます。

  




  








感謝の気持 [病気]









 自分の各臓器が今どの様なコンディションなのか普段は余り意識しません。

 一番意識されるのは胃腸などのいわゆる消化器でしょうか、胃がもたれるとか、お腹が張る、

 胸焼けがする等自覚される少しの症状は直ぐ治るだろうと通り過ぎる事が多いと思います。

 痛みが継続しておきてくると言う事はかなりの危険信号と受け止めなければならないようです。

 振り返って見るともう少し知識を持って自分の臓器を思い遣る事が出来ていたらと思ってしま

 うのですが、過ぎ去った事は及ばざるが如しと思うしかありません。

 自分のみならず大変な経験した事が他者への何かの役に転じられる様に、そんな思いに至って

 いる今の私です。

 医療現場のいろいろな人達のお力によって大事を乗り越えて来られた事に深く感謝する思いに

 溢れています。

 手術の日『絶対大丈夫だからね、頑張ってね』と云う家族の励ましの声を聞きながら手術室へ

 と向かって行く間、ストレッチャーの上で大きく目を見開いて辺りを見回していた事を思い出

 します。麻酔をかけられてからの少しの間の事は覚えていますがその後の事は何も解りません。

 後から聞くと手術時間はおよそ5時間余りを要したそうです。

 耳の傍で私の名前を呼ぶ声がしました。

 少しずつ意識が戻って来たのでしょう。うっすらと目を開くと看護士さんが私に呼びかけてい

 るのが解りました。

 その時身体から溢れてくる感慨が私を包んで『頑張ったね』と言っている自分を感じました。






  

  








タグ: 仏教

癌との闘い [病気]









  私の人生も終わりなのかも知れないと云う思いが頭を霞めて行きました。

  手術日迄の数日が自分の考え納めとなるかも知れない、そんな気持が行ったり来たりして惑わ

  される日々だった事を思い出します。

  痛みは続いていました。繰り返す波状攻撃に苦しむ時間の限りなく長く感じた事か、看護士さ

  んが痛みを我慢しても何の得にもなりませんよ、夜遅くともナースコールで呼んで下さいと言

  ってくれて点滴に依る痛み止めを処置してくれ、ゆっくりと時間をかけてやりましょうと。

  良く眠れない夜の時間の経過が何と遅い事か、病室の天井を見上げながら鬱になって行く己の

  心を感じていました。

  内視鏡の検査の後はずっと下血が続いていてトイレに幾たびに言われた通りナースコールで看

  護士さんに知らせる毎日でした。

  手術費の五日前の日医師から胃カメラの検査をしましょうとのお話がありました。

  もしかして胃にも疑いが及んでいるのだろう、もう不安の揺らめきに襲われて自失の境地にな

  っている己の気持の萎え方をひしひしと感じて、又もや情けなくなるばかりでした。

  しかし胃カメラの検査結果は胃には異常なしと云う診断に少しだけ安堵の思いになった事がせ

  めてもの救いでした。

  次の日今迄以上の激しい激痛に襲われナースコールボタンを押していました。

  看護士さんに呻きながらその事を伝えると、今医師を呼びますからと言いながら痛み止めの処

  置をしてくれて、優しい言葉でフォローしてくれながら付き添っていてくれた事が何れ程励み

  になった事でしょう。

  癌の大きさは6センチ位だそうです。それがあるために腸の蠕動運動によって腸が手繰られて

  腸重責を起こし腸閉塞寸前になっていると云う診断でした。

  今迄の人生にあってこんなにしょぼくれたのは初めての経験となりました。

  しかしもう一人の自分は癌と闘う強い気持の面を持って、これからの事を思考していました。

  よし、頑張って闘病するぞ!













癌の告知を受けました [病気]









  予定されていた検査が一通り終わって後は結果を待つばかり、時の流れにただ漂うように、そ

  して揺れに揺れている自分に弱さが溢れ出ていました。

  身体の病が気をも萎えさせてしまう事を感じて病気と闘う強い精神に早くスイッチを切り替え

  ねばと己に言い聞かせてはみるのですが思う様にはいきません。

  ついに検査の結果が言い渡される時が来たその日家族とともに医師の説明を受けるべくその部

  屋へと看護士さんに付き添われて入って行きました。

  そこには内科の医師と外科の医師が待っていてパソコンのディスプレーを前に説明が始まった

  のでした。

  先ずは大腸内視鏡の検査の状態がパソコン画面に映し出されました。そこには大きな腫瘍がは

  っきりと映し出されていて内視鏡がこれより先にいけなかった説明と共に腫瘍の色の具合から

  見て悪性であると告げられました。

  組織を病理検査に出してありますので結果が出るのは少し時間を要するというお話でした。

  数日後その日がやってきました。今度は外科医の先生三人が応対してくれて病理検査の結果は

  やはり悪性の腫瘍ですと告げられてから、手術をしなければならない状態であると告げられま

  した。

  腫瘍が出来ている部位を示されて、そこより先を切除しなくてはならないと云うご指摘と共に

  図解をして丁寧に説明してくれました。

  ああ、大腸の半分が切り取られてしまうのかと思いながら医師の話に耳を傾けていると、次に

  愕然とせざるを得ない話が成されました。それは手術をしてみないと解らないが、もし癌が他

  の臓器に転移していた場合の事など説明がなされたのです。

  外科医の先生三人がチームとなって私の手術に携わってくれるのだそうです。

  そして手術日が告げられました。






  








正体を暴くとき [病気]









  今日は午後から大腸内視鏡の検査と云う日、思い返せば自分を襲っている病魔が潜んでいる

  であろうその部位を検証して暴き出す時が今から始まるのです。

  その日は特に体調が悪く血の気が引く様な症状になっていて身体にまるで力が入らない状態

  でした。下剤のせいなのだろうと思っているのですが何とも遣り切れない感情に支配されて

  いました。

  いよいよ検査が始まり少しづつ内視鏡が腸の中を探る様に進んでゆきました。

  S状結腸を過ぎるとき何度か痛さがありました。始める前に痛い時は声を出して教えて下さ

  いね、と言われていたのでその時々に声を出して知らせるといろいろ調整しながら進んで行

  っている様でした。もうS状結腸は通り過ぎましたと教えてくれた少し後に突然強い痛みが

  走り身体が突っ張る様に反応してしまいました。

  これ以上先に進めないなという医師の声が耳に入りました。

  それから、これだ!と言いながら少し間を置いて組織を取りますという言葉があり、もう直

  ぐ終わりですよと云う労りの声にほっとした思いになった事を覚えています。














揺れ動く自分 [病気]









  痛みというものは気力体力共にかなりの頻度で消耗して行きます。

  体重の激減、それが意味するものは・・・・・頭の中でそのイメージが渦巻いて混乱を来

  たして、開き直ったり、又打ちのめされたりの繰り返しなのです。

  外泊が終わり又病院のベッドで検査の時を待つ時間が流れて行きました。

  今日からは絶食です。首元の静脈から栄養を点滴による投与なのです。

  腕にも点滴用の針が付けられて完全に病人ルックスとなりました。

  超音波検査が終わり、明日は大腸内視鏡の検査ですよと看護士さんに言われ、腸を下剤に

  よって綺麗にするお薬ですよと云う説明をされて明日の朝6時から飲み始める様に指示が

  ありました。当日の朝云われた通り2リットルの水によって作られた下剤を少しずつ時間

  をかけて飲んでゆきました。便意を感じてトイレに通い始めてから十回以上に達した頃今

  度トイレに行ったらトイレの中のナースコールボタンで呼ぶように言われました。

  その時に排出されたものは尿と同じような感じになっていました。看護士さんはそれを見

  届けると、後は時間迄安静にしていて下さいと言い、安心感を与えてくれる様な眼差しで

  私を包んでくれた様な気がします。







  
  







タグ:仏教 慈悲

検査入院することで [病気]









  入院当日力ない足取りで家を後にして何気なく天を仰いだ。

  何と言うか惨めな気持に支配されて血の気を失っている自分を感じて情けなさで一杯だった。

  入院手続きを済ませ待ち合い椅子に腰をかけていると担当の看護士さんが迎えに来てくれて

  優しいにこやかな表情で私を病室へ案内してくれてから、私の気持を和らげるように何気な

  い会話でサポートしてくれたのです。

  これからの検査スケジュールを説明されて、患者認識リングをリストに付けられて、ナース

  コールの使い方を教えてくれました。

  はじめの検査は胸と腹部のレントゲン撮影、血液検査でした。

  翌日は心肺機能の検査を受けてベッドに戻ると担当の医師が来て明日、明後日は検査が無いの

  で外泊をして良いですよ、外泊許可書を書いておきますからナースセンターに後で取りに行く

  様にと話されて出て行かれました。

  この数日の間に覚悟が出来たせいか気持も落ち着いてしっかりと時間の流れを感じられる様

  になっていて、入院してからのいろいろな雑感を自分に語りかける様に日記に書いていきま

  した。その日の午後病院を後にしながら病の正体を見つけ、やっつけてやるぞと誓うのです。















タグ:仏教 無常 無我

あの時の心境 [病気]









  今振り返って見ると、これ迄に出合った事の無い反逆が私に押し寄せて来ていると云う事実

  に震えおののいていた様な気がします。

  あの次から次へと襲って来る激痛の波状攻撃に只耐えるしかない現実に打ちのめされていた

  のですから、私の中で渦巻く不安は増々大きくなるばかりでした。

  私は最悪の結果を想像してこれから何をしてゆけば良いのか自分に問いかけました。

  そうです、自分との闘いをどう進めて行ったら良いのだろうか自問自答の毎日を送っていた

  のです。こんな状態の中で、もう一人の自分はとても落ち着いていて今自分の目の前に起き

  ている事実は全て自分にとって重要で大事な出来事なんだ、しっかりと受け止めよう泰然と

  していなさいと、狼狽えていても何の解決にならないのだからと言っている様でした。

  入院の準備をしながら、現実と向き合いながら、もしかしてもう帰って来れないかもしれな

  いという危惧を感じながらその事をも視野に入れて夜の明けるまで身辺整理をしていました。

  

  













まさか自分が・・・・ [病気]









  自分の中に渦巻き始めたとてつもない不安、今迄に味わった事の無い不安、こんなにも揺ら

  いでいく精神状態をどう整えれば良いのだろうというジレンマに陥ってしまった。

  痛みの正体が見えない、もしかしてという不安、堂々巡りの時間の経過が続いていた。

  
  内科の医師にいろいろと問診を受けながら或る事を聞かれた。それは血便はありましたか?

  と云う問いに便を良く見る習慣がないので良くわからないと答えるとその医師はただ頷いて

  これから行う検査の予約をしましょうと言い、パソコン画面を見て超音波検査、大腸内視鏡

  検査、CT検査の予約日を私に確認しながら入力して行きました。

  そして血液検査の結果貧血であるという少し首を傾げてもう一度血液検査をして下さいとい

  う指示をいただいた。言われるままに血液検査を受けて帰宅したのだがその夜、激しい痛み

  が襲って来てのたうち回る状態が数分続き波が引く様に少し治まる、打ち寄せては返る波の

  リズムの様に襲って来る激痛、どんな体勢をとっても変わらないのである。

  次の受診予約日が一週間後、それまでこの状態が続くのか痛み止めの薬を飲み堪えて行ける

  のか、いろいろな思いが交錯して自分の中で混乱を来してしまった。

  それから何日かして排便の時、我が目を疑う事態を見る事となってしまった。

  





  









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